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岩手県大船渡市赤崎町プロジェクト

2017.09.08-13

宮城県気仙沼市遠征プロジェクト(2017.08.25-28)

2017年9月8日~13日で再び岩手県大船渡市赤崎町に行ってきました!

今回は過去最長となる五泊六日のプログラムで、神戸大学さんと合同で活動をさせていただきました。

①復興市の準備&演奏

赤崎での毎回のメインイベントが赤崎復興市です。

今回も復興市のステージで演奏させていただきました。なんと今回は、神戸大学の1年生の子もMEPにパーカッションで参加してくれました ! 実はその子はMEP関西支部に入っている人で、急遽前日に一緒にやろう ! という事で、地元の方にカホンと電子ドラムを借りて、演奏しました。

演奏以外には、たこ焼きを焼いていました ! 最初はなかなかうまく焼けなかったですが、赤崎出身の大学生の人にたこ焼きの焼き方を伝授してもらって、最後にはなんとか焼けるように !

そんな復興市の、そもそもの目的は、赤崎の地域住民の方が「復興市を通してビジネスをする」ことと「赤崎地域のコミュニケーションをする」こと。

しかし、現状ではかなりの負荷が運営している赤崎復興隊(赤崎地域住民の方からなる復興を促進するメンバー)にかかっていることから、復興市の改革もしくは抜本的な見直しを今回の期間中に、神戸大生とMEPと赤崎住民の方々で考えました。

②赤崎中学校への本の贈呈

今年4月に新しく高台に建てられた赤崎中学校に、神戸大生オススメの100冊を赤崎中学校に寄付しました。

贈呈式を赤崎中学校に行き、朝の全校集会での贈呈式の後、各クラスの前に赤崎の方が作られた本棚を設置し、そこに生徒達1人1人で本を入れていきました。

赤崎中学校の校長先生といろいろお話をして、今度、赤崎中学校で音楽ワークショップが出来たらいいね ! という話になりました~

とても素敵な校舎で、今もフェリス女子大などが音楽ワークショップをしているそう、、!

③考えたこと

「まちづくり」とか「コミュニティー形成」とか専門的な知識は全くないけれど、今回の遠征では毎日、「赤崎復興市のこれから」や「赤崎町のこれから」について神戸大学生と共に考えて、実際に地域住民の方と意見交換や発表を何度も行いました。

今までも様々なプログラムで地域おこしなどについて考える機会はありました。けれど、今回は目の前に、その町が実際にあって、そこに暮らしている人々がいる。そして、岩手県や大船渡市など役所となかなか折り合いが付かない現実や、若い世代がなかなか町の未来を考える場にいないコトなど、頭を抱えて困っている。

そんな中、どうやってこの現状を変えていけばいいのか。と少し考えてみました。

この五泊六日で感じたことが3つほど。

1つ目は、大きな変化をいきなり望むのは難しい。からまずは小さな変化を起こし、それを積み重ねることが大切なのではないか。

2つ目は、町づくりは長期的な事。だから、コトを起こすと同時に人を育てることが大切。神戸大が仕掛けた復興市はまさに「人を育てるプラットフォーム」なのだと感じた。

3つ目は、頭で考えるだけではなくて足を動かすことが大切。頭でいくら考えて、議論をしても、宙に浮いたような議論になってしまいがち。百聞は一見にしかず。他の町がどのように復興の道筋を歩んでいるか、他の復興市(もしくは道の駅)がどのような戦略で成長しているか、を足を運んで見て、分析して、良いところを取り入れることが大切。

今回の赤崎遠征は、MEPとして参加したという感覚よりも、神戸大学大船渡ESDプロジェクトのメンバーとして参加した感覚でした。

是非、まだ赤崎に行ったことのないMEPメンバーも次回は行って、いろいろ見て、感じて、考えて、手足を動かして欲しいと思っています !

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