気仙沼遠征 | mep-hp

気仙沼遠征プロジェクト

2016.08.19-22

気仙沼遠征プロジェクト（2016.08.19-22）

　MEP3回目の遠征は宮城県気仙沼市に行ってきました！このプロジェクトでは、MEPメンバーの石原奈津子（A.Sax）が参加している早稲田大学ボランティアセンター主催の団体「三陸つばき」と共に2016年8月19日～22日の4日間活動しました。

　また、この遠征プロジェクトでは初めて行った試みが3つあります！1つは、参加メンバー全員が何かしらの係につくことです。今までは一部のメンバーでプロジェクト運営をしていましたが、仕事を分担することでメンバーの一人一人がより自覚をもってプロジェクトに参加するために係制度を設けました。2つ目は、1回のプロジェクト内で複数回演奏を行ったことです。過去の遠征では演奏は1回のみでしたが、この遠征では計5回も演奏させて頂きました！3つ目は、楽器体験や指揮体験といった参加型のプログラムを行ったことです。ただ演奏を聴いてもらうだけではなく、実際に体験してもらうことで音楽をもっと身近に感じてもらいたい！という思いから行いました。

　初めて行った係分担は、今まで特定のメンバーにかかっていた負担を分散することができると同時に、全員でつくりあげる、という意識が芽生えて団結力が深まりましたが、慣れていないため物事を決めるのに時間がかかってしまった、という反省点もありました。時には朝から夜中まで連絡を取り合っていたこともありました…（笑）しかし、全員でつくりあげた分、終わった後の達成感は大きかったです！事前ミーティングや練習も和気あいあいとした楽しいものとなりました。

　遠征1日目。7時20分に東京駅で集合し、新幹線でくりこま高原まで向かいます。チェロやチューバ等の大型楽器もなんとか乗ることができました！

くりこま高原からは貸し切りバスで気仙沼の前浜マリンセンターへ移動。ここを拠点に3泊4日間活動していきます。

　到着後は、面瀬ふれあい農園にて「面瀬せせらぎコンサート」を開催しました。地元の方や子ども達に集まっていただき、野外で演奏しました。野外演奏は風で譜面台が倒れるというハプニングもありましたが、とても開放感があり気持ちよかったです。演奏会終了後にドローンで上空から写真撮影をしていただきました！

　遠征２日目。起床後、朝５時半から前浜を散策しました。津波が来た場所の説明や、ツバキを植える場所について「椿の学びづくり推進協議会」の白鳥さんを中心に説明していただきました。実際に歩いて、自分の目で見ることで、前浜がどんな所なのかを実体験として知ることができました。

　１２時からは、マリンセンターにて０歳～小学生の子どもを対象に「いっしょにつくろう！みんなで楽しむ音楽会」を開催しました。「ディズニーメドレー」「Mother Earth」等の演奏の他に楽器体験も行いました。楽器体験は初の試みでしたが、楽しそうに楽器を触る子ども達の顔を見ることができ、私達MEPメンバーも楽しむことができました。後半からは保護者の方々にも参加していただきました。会場全体が一体になることができ、とても有意義な企画になったと思います。

　音楽会終了後はマリンセンターの縁側で盆踊りの演奏をさせていただきました。演奏に合わせて地元の方が踊って下さり、私たちも楽しかったです。

１８時からは同じくマリンセンターで開催された椿の講演会に参加しました。現在の前浜のことや、五島列島の椿のお話を聞くことができました。