top of page

いわき市遠征プロジェクト

2014.02.15-16

いわき市遠征プロジェクト(2014.02.15-16)

 MEP遠征プロジェクト最初の地は福島県いわき市です ! 2013年11月14日の「新宿文化センター大ホール公演」の際にドキュメンタリー映像を制作してくれた佐藤くんの地元にMEPが遠征をし、いわき市の同年代の学生たち(中学生〜高校生)と音楽交流をし、相互理解を深めるということが目的でした。

 関東地区からは、20ほどの学校から集まった有志45名のメンバーが参加し、いわき市からは15名ほどの有志学生が参加してくれました !

 初めての遠征プロジェクトだったため、すべてが初めてのことだらけで、運営はかなり大変でした。どこで演奏するか、どこに宿泊をするか、交通手段はどうするか、いわき市からの参加者はどうやって集めるか、解決しなくてはならない課題は山のようにありました。それでも、現地の佐藤くんのサポートや「新宿文化センター大ホール公演」で協賛してくださった音楽座ミュージカル / Rカンパニーさんのご支援や他にも様々な方からのご支援、ご協力を頂き、なんとか実現可能な企画にまとめることが出来ました。

 遠征出発当日。数十年に一度の大雪に見舞われ、活動が中止になるか否かという状況でしたが、出発時間を大幅に後ろにずらして、なんとか出発することができました。この時からMEPには雨男・雨女がいる伝説が始まりました(笑)。

 新宿から45名がバスに揺られて数時間かけていわき市に到着 ! 予定より大幅に遅くなってしまいましたが、予定通りにその日はいわき市の学生たちとの交流活動としてホテルの大部屋に全員が集まり、関東メンバーといわき市メンバー混合のグループを6つ作り、各グループ毎に「東日本大震災に対する見方の共有」や「理想の未来」などについて語り合ったり、普段の学校での出来事など、様々な話題で話しました。

 そして、最後に「自分たちの思い描く理想の未来」をテーマに、各グループ毎にそのテーマから思い浮かぶメロディーモチーフを作曲しました。ここで生まれた6つのメロディーを翌日の地域の方を招いてのコンサートに向けて、夜の間に繋げて、オーケストラアレンジをしました。

 翌日の朝は、佐藤くんの案内でいわき市の津波の被害を受けた地域などでスタディーツアーを行いました。海の目の前にある家々は大きな被害を受けており、初めて被災の現場を見たメンバーは息を飲む光景だったと思います。

​ その後、コンサート会場に向かい、そこで昨日の夜に交流をした学生たちと再度合流をし、3時間ほどの合同練習を行いました。練習はMEP正指揮者の神成大輝を中心に行いました !

 そしてついに本番を迎えました。合計で20名ほどの地域の方々が来てくださり、地元の新聞社やラジオ局の方も来てくださいました。

 まず最初は「オーケストラ de 効果音」をしました ! これは何かというと、オーケストラで救急車の音や踏切の音など、いわゆる"効果音"を即興的にみんなで演奏するというものです ! 成功しても失敗しても、とても盛り上がるMEPオリジナルのプログラムです !

 次に「I will go on」という未来をテーマにMEP代表中島直樹が作曲したボーカルとオーケストラのための楽曲を演奏しました。そして、今回のメインプログラムである参加者全員で作曲をした「Our Future」を演奏 ! 様々な「未来」のイメージが1つの曲となり、みんなが1つになったような気がしました。その次はMEP発足当時から演奏している「Mother Earth」。朝のスタディーツアーで見た光景を音楽に重ね合わせて、演奏しました。

 最後の曲は「花は咲く」です。会場の皆さんにも歌詞カードを配り、会場全員で歌いました !

 MEPにとって初めての遠征プロジェクトでしたが、総勢60名のオーケストラで「若者の創り出した音楽」を届けることが出来、また若者同士の交流でお互いに刺激を受け、与え合えたのかなと思います。また、運営面でも多くの事を学び、次回以降の遠征プロジェクトに繋げていけたらと思います !

 最後に、「いわき市遠征プロジェクト」を支援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

(後援 : 福島県吹奏楽連盟、いわき市教育委員会、音楽座ミュージカル / Rカンパニー)

(協力 : 東京大学教育学部附属中等教育学校)

​ギャラリー

bottom of page